肝臓は、体内において「代謝」の中心となる臓器で、糖質、タンパク質、脂肪の全ての代謝を司る他、「胆汁の生成」や「解毒作用」、「アルコール代謝」など様々な役割を担い、私たちの身体を元気にし、健康維持に役立っています。
しかし、飽食の時代やストレス社会と呼ばれる現代では、肝臓に負担がかかる機会が多くなっており、沈黙の臓器とも言われる「物言わぬ肝臓」は、危険信号に気づかないケースが多くあります。
そして、自覚症状が出た時には、重篤な状態になっていることが多いため、やはり、日頃から気にかけておく必要があります。
参考
解剖生理学/小池五郎他/株式会社健帛社
図説医化学/香川靖男他/株式会社南山堂
2008年「人間ドックの現況」の報告において、検査項目別異常者頻度の結果では、肝機能異常、肥満、高コレステロールが26%以上と他の項目と大きな差が出ております。性別で比較すると、男性では肝機能異常が31.8%と高く、肥満30.6%、高コレステロール26.6%と続きます。肝臓を酷使した生活と、特定検診でも注目されている肥満に悲鳴を挙げている男性の方が、この結果を背景に想像されます。また、参考までに、女性は高コレステロールが26.1%と高く、肥満も19.1%と毎年多くなっています。
6項目異常頻度を1984年~2008年までの年代別に見ると(グラフ)、過去には最下位であった肝機能異常や高コレステロールが、2008年には1、2位に浮上し、肥満も増加しています。











